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令和2年度二級建築士試験の結果の総評

試験結果

受験者数(受験率) 合格者数 合格率
学科 20,309人 7,003人 34.5%
実地 23,116人 6,514人 28.2%

*学科試験は、「学科・実地試験申込み」者の数値です。

合格基準

学科試験:40問中正解23問正解 以上、昨年同様に下方修正がありました。
実地試験:得点が60% 以上となっています。

近年の合格率

受験者数 合格者数 合格率
H30 学科 28,888 7,495人 25.9%
実地 24,131人 6,084人 25.2%
R 1 学科 19,384人 6,725人 34.7%
実地 22,663人 6,134人 27.1%
R 2 学科 20,309人 7,003人 34.5%
実地 23,116人 6,514人 28.2%

令和2年度試験結果の総評

コロナ禍での実施にも関わらず学科・実地ともに受験者数が前年度を上回りました。
合格率は総じてほぼ前年と同水準でしたが、学科では0.2%増加、実地では1.1%増加の結果となりました。平成30年度が近年でかなり低水準でしたが、昨年度からやや回復したものの、合格率は未だ低い水準から脱していません。

出題傾向と受験対策

学科試験では、若干難化傾向がみられますが、未だ過去の類型の出題や基本事項を問うものも多く、選択問題を活かして基本に忠実に得点することによって対応できたものと思われます。 実地試験では、近年の出題パターンがやや定着した感があり、出題も順当であったことから、安定した解答が得られ、今回の結果もそれを示すものではないでしょうか。
今年度は試験日程が大幅に動いたことから、受験者の少なからぬ動揺もあったものと思われますが、どんなときにも正攻法の準備が幸いしたものと考えます。
来年度は、資格制度・試験の内容に変化があり、従来の学科試験は「一次検定」、実地試験は「二次検定」となりますが、すでに「一次検定」での出題形式の一部が変わることが発表されているものの、受験対策の根幹にあまり変化はないものと考えます。基本に忠実に準備し、出題形式の多少の変化に惑わされないことが今後も重要です。

2級建築施工管理技士講座

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