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2021年度二級建築士一次検定(6月期)試験の総評

出題数等と難易度

令和3年6月13日(日)に、新試験制度変更後初めての第一次検定試験が実施されました。変更点は下記の通りとなります。

・「躯体・仕上」分野の出題 : 従来の15問中12問選択から、11問中8問選択となった。
・「四肢二択」の出題 : 各問につき、二つの正答肢を選ばないと得点できない。

上記内容により、全体の難易度はやや上がったと言えましょう。特に「四肢二択」問題については、二つとも正しく選択して「1点得点」となることに注意が必要です。

難易度の高い設問

単純な丸暗記だけでは正答肢にたどり着けない設問も散見されました。

・№12,№13 : 供に、各々の建築材料に関する詳細な知識が求められた。
・№22 : 木造建築物の解体工事に関する詳細な知識が求められた。
・№25,№26,№27 : 供に、各々の施工方法に関する詳細な知識が求められた。
・№45 : 建設業の実務に関する詳細な知識が求められた。

細部を問われる問題を選ばずとも、他の問題で得点すれば基準点はクリアーできますが、従来の出題範囲をやや広げて、かつ、より詳細を理解する必要があります。

11月度第一次検定に向けて

「四肢二択」問題の出題範囲については、今年の公表のとおりに「施工管理法」からとなるのか、又は、初回の出題範囲に倣い、「躯体・仕上げ」分野からとなるのか、予想が分かれるところです。全体を通して言えることですが、どのような分野からから出題されても、正答肢にたどり着けるように、機械的な暗記にとどまらず、問題演習を通じて系統的に理解することを目指してください。

2級建築施工管理技士講座

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