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合格トピックス講座

42 各種工事

【No.1】建築工事に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

  1. スカラップ
    鋼構造部材の溶接接合部において、2方向からの溶接線が交差するのを避けるために、片方の部材に設ける部分的な円弧状の切欠き
  2. 合わせガラス
    2枚のガラスをスペーサーで一定の間隔に保ち、周囲を封着材で密閉し、内部に乾燥空気を満たしたガラス
  3. 脱気装置
    アスファルト露出防水絶縁工法においては、下地面の水分を外気に拡散させ、防水層のふくれを防止する装置
  4. コンストラクションキーシステム
    ─建築物の施工中のみマスターキーシステムとなり、竣工後はシリンダーを取り替えずに、簡単な操作により工事用シリンダー錠から本設シリンダー錠へ切り替わるキーシステム
  5. オープンジョイント
    外壁において、屋外側を開放又は半開放とし、室内側のウインドバリアに気密性の機能をもたせ、等圧原理により水密性と気密性を確保する接合部

【解説】

2.合わせガラスは、2枚の板ガラスを透明で強靱な中間膜ではり合わせたガラスで、又膜によって破片の飛散が防止される安全性の高いガラスである。用語の説明は、複層ガラスのことである。

正解 2

【No.2】建築工事に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

  1. クリティカルパス
    ネットワークによる工程表において、最も時間がかかり、時間的余裕(フロート)がない作業経路(パス)
  2. リバウンドハンマー
    基礎や外壁において被覆しているモルタルやタイルについて、それらの表面を打撃してコンクリート躯体からの剥離又は浮きを検査する機器
  3. 空積工法(張り石工事)
    外壁乾式工法による張り石工事において、石材と躯体とを取付け金物で緊結し、そのまわりを取付け用モルタルで固定する工法
  4. グレイジングガスケット
    ラスのはめ込みに使用する副資材であり、サッシ溝と空隙に装着する主に水密性の確保を目的とした合成ゴム等の定形シーリング材

【解説】

2.JIS A 1155より リバウンドハンマーは、コンクリートの表面を打撃したときの反発度を測定し、その反発度から圧縮強度を推定するためのものである。設問の説明は、テストハンマーのことである。

正解 2

今回は様々な工事で使われる「専門用語」の問題を集めてみました。「材料」、「部材や部位」、「工具や機械・装置」、「工法」、「欠陥などの状態」、「施工管理に関する用語」など多岐にわたりますが、形状や状態をイメージ的に覚えていても、言葉として出題されると迷うものもあります。特に「施工管理に関する用語」などについては、過去に出題された問題文中の表現を参考に確認されるとよいでしょう。 「専門用語」についての学習は、設問に関する対策のほか、「キーワード」として様々な「工種」や「工法」に関する知識を、あらためて確認したり整理する方法としても有用です。総復習などにも活用されるとよいでしょう。

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