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第25回 鉄骨工事③ 2019年4月17日

【No.1】鉄骨工事における製品製作に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 鉄骨の高力ボルト用孔の孔あけ加工において、板厚が12mmであったので、せん断孔あけとし、切断面のバリを除去するためにグラインダーを使用した。
  2. コンクリート充填鋼管(CFT)造において、鋼管最上部のトッププレートのコンクリート打設孔は、充填に支障のない範囲に直径150mmのものを設けた。
  3. 鉄骨製作工場における鉄骨の孔あけ加工において、設備配管用貫通孔の径が80mmであったので、孔あけ用のアタッチメントを取り付けた手動ガス切断機を用いて貫通孔部を円形に切断した。
  4. 鉄骨の摩擦面に赤錆が発生する前に建方を行う必要があったので、ショットブラストにより処理を行い、表面の粗さを50μmRzとした。

【解説】

1.JASS6.4.9(1)より 高力ボルト用孔の孔あけ加工は、ドリルあけとする。ボルト、アンカーボルト類は板厚が13mm以下のときは、せん断孔あけとすることができる。

正解 1

【No.2】鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 溶融亜鉛めっきを施す部材において、閉鎖形断面の角形鋼管を使用したので、部材の両端に亜鉛及び空気の流出入用の開口を設けた。
  2. トルシア形高力ボルトの締付け検査において、ナット面から突き出たねじ山がなかったが、ピンテールが破断し、共回りがないことが確認されたので合格とした。
  3. コンクリートに埋め込まれる、鉄骨梁に溶接された鋼製の貫通スリーブの内面は、塗装を行った。
  4. スパン数の多い建築物は、柱梁接合部の溶接収縮により水平方向に柱の倒れ変形が生じるため、建築物の中央部等に調整スパンを設け、溶接完了後に調整スパンの梁を高力ボルトで取り付けた。

【解説】

2.JASS6.6.6.a.トルシア形高力ボルトの締付け検査は、ボルトの余長の過不足、ピンテールの破断、共回り、軸回りの有無を検査する。ボルトの余長は、ナット面から突き出た長さが、ねじ1山〜6山の範囲にあるものを合格とする。

正解 2

 今回の例題もNo.1、No.2ともに、やや詳細の知識を問う枝問が含まれていますが、他の選択枝は比較的基本事項が多く、例題No.1、No.2の正解肢も基本事項に係るものであるといえます。難問の記述に目を奪われず、基本知識を問う正解枝を見つけることで、得点を確保できる例といえましょう。

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