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第21回 コンクリート工事② 2019年4月3日

【No.1】コンクリート工事におけるコンクリートの調合計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 計画供用期間の級が「標準」の建築物における高強度コンクリートの調合において、骨材事情により高性能AE減水剤を用いても良好なワーカビリティーを得るのが困難であったため、単位水量を185kg/m³とした。
  2. 水密コンクリートの調合において、普通ポルトランドセメントを用いる場合の水セメント比を55%とした。
  3. 乾燥収縮ひずみを小さくする目的で、粗骨材を安山岩砕石から石灰岩砕石とした。
  4. アルカリ骨材反応の抑制対策として、JIS規格品の高炉セメントC種を使用した。

【解説】

2.JASS5.23.5.a(1)より 水セメント比はコンクリートの水密性と密接な関係を有し、水セメント比が55〜50%以下になると水密性は著しく向上する。特に水密性を必要とする水密コンクリートの水セメント比は50%以下とする。

正解 2

【No.2】コンクリート工事におけるコンクリート打設時の品質管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 設計基準強度が60N/mm²の高強度コンクリートにおいて、コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間の限度については、外気温にかかわらず、原則として、120分とする。
  2. 同一区画の打込み継続中における打重ね時間の限度については、外気温が25℃未満の場合、原則として、180分とする。
  3. 流動化コンクリートの流動化剤の添加及び流動化のための攪拌については、工事現場において行った。
  4. コンクリートポンプによる圧送において、粗骨材の最大寸法に対する輸送管の呼び寸法については、粗骨材の最大寸法が25mm以下の場合、100A以上とする。

【解説】

2.JASS5.7.5fより 打重ね時間間隔の限度は、一般的には外気温が25℃未満の場合は150分、25℃以上の場合は120分を目安とし、先に打ち込んだコンクリートの再振動可能時間以内とする。

正解 2

 コンクリートの調合に関しては、強度のほかワーカビリティーの確保やひび割れへの影響など、様々な要素を考慮しなければなりません。例題のNo.2の設問の枝の中には、やや詳細な専門知識が含まれていますが、正解枝の2は比較的基本知識の応用とも言えるものです。このように、基本的な事項を正しく理解しておけば、難問と思われるものでも対応できる場合も少なくありませんので、落ち着いて身につけた知識を生かせるように心掛けるとよいでしょう。
 No.2はコンクリートの打設に関する問題です。打設時間の限度については、「打重ねの時間間隔」についてのものと、「コンクリートの練混ぜから打ち込み終了までの所要時間」についてのものがありますので、混同しないように注意しましょう。

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