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第20回 コンクリート工事① 2019年3月27日

【No.1】コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 調合管理強度を27N/mm²、スランプを21cmと指定された高性能AE減水剤を使用したコンクリートにおいて、受入れ時のスランプ試験の結果が23cmであったので、合格とした。
  2. フレッシュコンクリートの試験における温度測定は、スランプ試験を行った直後の試料に、接触式のガラス製棒状温度計を挿入して行った。
  3. 普通コンクリートにおける構造体コンクリートの圧縮強度の検査において、1回の試験に用いる供試体については、工事現場において適切な間隔をあけた3台の運搬車から各1個ずつ、合計3個採取した。
  4. 普通コンクリートにおける構造体コンクリートの圧縮強度の検査については、「打込み日ごと」、「打込み工区ごと」、かつ、「150m³又はその端数ごと」に1回行った。

【解説】

2.JIS A 1156 フレッシュコンクリートの温度測定方法よりJIS A 1115の試料採取規定によって2リットル以上採取した試料に、直射日光・風などが当たらない平らな場所に接触方式の温度計を挿入し、試料採取から、示度を読みとるまで5分以内とする。

正解 2

【No.2】コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. マスコンクリートの打込み後、コンクリート内部の温度が著しく上昇したので、コンクリートを冷却することを目的として散水した。
  2. コンクリートの打設において、打設中のコンクリートが自由落下となってしまったが、分離が生じない高さであったので、継続して打ち込んだ。
  3. コンクリートの打込み時に、スペーサーが脱落し、最外側鉄筋のかぶり厚さが不足した箇所を発見したので、打込み作業をいったん中断して修正を行った。
  4. コンクリートの打込み後において、プラスチック収縮ひび割れが発生したので、コンクリートの凝結終了前に、速やかにタイピングにより処置した。

【解説】

1.JASS5.21.7.bより コンクリート打設表面への散水は、表面のみが冷却され、部材内外の温度差が多くなるので、温度差を小さくする目的で、保温養生を行う。部材表面部を断面材、シート、水などで覆う。

正解 1

 コンクリート工事では、一般的には工場で製造された生コンを現場で受け入れて打設するので、所要のコンクリートであるか受け入れ検査を行います。また打設されたコンクリートの強度が得られているかを確認するために供試体(サンプル)を採取します。用語・試験方法・許容誤差や供試体の採取方法などの概略を理解しておきましょう。
 打込み時には、密実なコンクリートとなるように分離や締め固め、また型枠に過大な負荷がかからぬように「まわし打ち」などに留意するとともに、打設後の養生等も重要です。
 No.2の「プラスチック収縮ひび割れ」とは、十分に硬化していないプラスチックな状態でコンクリートの表面が乾燥することにより、セメント分が収縮して表面に発生する比較的細かく浅い不規則なひび割れのことです。一般に夏期施工で発生しやすいものですが、冬期施工であっても養生が不適切であると発生することがあります。

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