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2022年度二級建築士一次検定(前期)試験の総評
令和4年度2級1次試験合格率

出題数等と難易度

令和4年6月12日(日)に、前期 第一次検定試験が実施されました。

・設問数と選択数の比率は、昨年後期の一次検定と同様でした。
・「四肢二択」の出題 につきましては、 各問につき二つの選択肢が正しい場合のみが得点となることと、「躯体・仕上げ」からの出題であったこと、ともに昨年後期の一次検定と同様でした。
・比較的正答肢を選びやすい分野と、そうでない分野(「建築材料」「躯体・仕上工事」)とが混在し、分野ごとの難易度の差が広がっていましたが、平均すると全体的には「標準的」難易度でした。

難易度の高い設問

・№12,№13 : 供に、各々の建築材料に関する詳細な知識が求められました。
・№18,№19,№20 :(躯体工事)墨出し、既成コンクリート杭、型枠支保工に関する詳細な  知識が必要でした。
・№22,№23,№24 : (仕上工事)在来軸組工法、花崗岩表面仕上、雨樋工事に関する専 門的な知識が必要でした。

上記問題においては、5つの選択肢を2つ迄絞り込むことはできても、そこからの正誤判断が難しかったと思います。

11月度第一次検定に向けて

「四肢二択」問題は、基本的な知識が有れば、不適当な肢を2つ絞り込むことは容易であったかと思われます。「建築学」「品質管理」「法規」の分野も比較的素直な問題が多く、「問題を選択できる」ことを上手く活かせば得点し易かったと思われます。

合否のポイントは、「躯体・仕上工事」分野となり、「広く基礎的な学習」を実践し、各工種における基礎的知識を、より詳しく把握しておくことが必要と思われます。

2級建築施工管理技士講座

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