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出題キーワード集

『出題キーワード集』では、より深い理解を問う近年の新傾向に対応し、出題の中から重要語句を取り上げて紹介していきます。内容は、随時更新する予定です。

逆打ち(さかうち)工法

工期の短縮や軟弱地盤での地下工事の安定施工のため、1階の床を先行で造り 上部階を引き続き建てると同時に地下階を掘りながら順次地下1階、地下2階と下に造っていく工法です。一般的には、地下躯体は根切りを完了したあと、下から上へと順に構築していきますが、コンクリート工事を上から下へと進めることから『逆打ち(さかうち)』と呼ばれます。
 従来の山留め工法に比べて、地盤をあまり緩めることなく、順次躯体を支えにして掘削を行えるので、安定した地下工事が行えます。一方、上部躯体に関しては、早い時期に構築される1階の床スラブから、地下躯体と併行して作業が行えるので、全体工期の短縮も図れます。
 施工計画と工事にあたっては、地下部分を逆に構築していくため、コンクリートの打ち継ぎ処理などが、技術的なポイントとなります。

その他の出題キーワード集

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